面接前アンケート(事前ヒアリング)の目的は1つだけです。限られた面接時間を「履歴書に書いてあること」の確認で潰さないこと。 志望動機・希望条件・逆質問を事前に取っておけば、面接は「会って初めて分かること」に集中できます。
この記事では、面接前の事前ヒアリングと会社説明会後アンケートの設問を、そのままコピペして使える形で並べます。面接「後」の評価アンケートとは別物なので、そちらが目的なら 採用面接アンケートの設計 を、退職者面接なら 退職者アンケートの設問設計 をご覧ください。この記事は「面接前ヒアリング」と「説明会アンケート」に専念します。
まず全体像:3つは別の場面・別の目的
| 場面 | 取る相手 | 主目的 | 主な設問 |
|---|---|---|---|
| 面接「前」ヒアリング | 候補者 | 面接の質を上げる準備 | 志望動機・経験・希望条件・逆質問 |
| 会社説明会後アンケート | 参加者 | 志望度の変化と次アクション把握 | 満足度・志望度変化・選考希望 |
| 面接「後」評価 → 別記事 | 候補者/面接官 | 採用判断・候補者体験 | 評価カード・CX |
混ぜると設問が肥大化し、回答率が落ちます。場面ごとに別フォームで運用してください。
面接前アンケート(事前ヒアリング)の設問テンプレート
面接前に取る目的は「面接時間の節約」と「候補者ごとの面接準備」です。5〜8問・3分以内が目安。長いと辞退や未記入を招きます。
コピペ用:基本セット
Q1. 当社・このポジションに応募した理由を教えてください(自由記述)
Q2. これまでのご経験のうち、このポジションで活かせると思うものを教えてください(自由記述)
Q3. 現在の転職活動の状況をお聞かせください
○ 情報収集中(応募はこれから本格化)
○ 数社と並行して選考中
○ 最終段階の企業がある
Q4. 入社可能時期の目安を教えてください
○ 即日〜1ヶ月以内 ○ 1〜3ヶ月 ○ 3ヶ月以降 ○ 未定
Q5. 希望条件で特に重視する点を教えてください(複数選択可)
□ 給与 □ 働き方(リモート/フレックス) □ 職務内容
□ 成長機会 □ チーム・カルチャー □ 勤務地
Q6. 面接で特に知りたいこと・確認したいことはありますか?(逆質問・任意)
Q7. 面接でお話ししにくい場合に配慮が必要な点があればお書きください(任意)
なぜこの順番か
- 志望動機を最初に:候補者の温度感が分かり、面接の入口を設計できる。
- 逆質問を事前に取る(Q6):「最後に質問は?」で時間切れになる事故を防ぎ、面接官が答えを準備できる。これだけで面接満足度が上がります。
- 希望条件(Q5):オファー設計のミスマッチを前倒しで検知。最終面接後に条件が合わず破談、という最悪パターンを減らせます。
職種別に足す設問
| 職種 | 追加で取りたい設問 |
|---|---|
| エンジニア | 主な使用技術スタック/GitHub・ポートフォリオURL/得意領域(フロント/バック/SRE等) |
| 営業 | 主な商材・商談単価帯/新規 or 既存の比率/得意な営業スタイル |
| デザイナー | ポートフォリオURL/担当工程(リサーチ〜実装のどこまで) |
| 管理部門 | 担当業務範囲/使用ツール(会計ソフト等)/マネジメント経験の有無 |
エンジニア・営業はそのまま使えるベース設問を 採用面接(エンジニア)・採用面接(営業) のテンプレートに用意しています。
会社説明会後アンケートの設問テンプレート
会社説明会(カジュアル面談・会社説明会・採用イベント)の後に取るアンケートは、満足度だけ聞いても意味が薄い。「説明会の前後で志望度がどう動いたか」と「次に何をしたいか」 を主役にします。
コピペ用:説明会後アンケート
Q1. 本日の説明会の満足度を教えてください(5段階)
Q2. 説明会の「前」と「後」で、当社への志望度はどう変化しましたか?
○ 大きく上がった ○ 上がった ○ 変わらない
○ 下がった ○ 大きく下がった
Q3. 今日の説明で最も印象に残った点を教えてください(自由記述)
Q4. 逆に、分かりにくかった・もっと知りたかった点はありますか?(自由記述)
Q5. 今後の選考について、ご希望をお聞かせください
○ ぜひ選考に進みたい ○ 別途カジュアル面談を希望
○ 今は情報収集のみ ○ 検討中
Q6. 当社を何で知りましたか?(複数選択可)
□ 求人媒体 □ 社員紹介 □ SNS □ Web検索 □ イベント
Q7. 次のアクションのためにご連絡先・希望日程があればご記入ください(任意)
見るべきは満足度より「志望度の変化(Q2)」
満足度は終了直後の高揚感で水増しされやすく、ビジネス成果と相関しにくい指標です(この構造は セミナー後アンケートの設問例 で詳しく解説しています)。説明会では代わりに**志望度の変化(Q2)**を主役に置きます。「上がった」と答えた人をその場で次アクション(Q5・Q7)に誘導できれば、説明会は単なる情報提供から選考の入口に変わります。
「面接前」と「面接後」は何が違うのか
ここを混同すると設問設計を間違えます。
| 観点 | 面接前ヒアリング | 面接後評価 |
|---|---|---|
| 取る相手 | 候補者本人 | 候補者(CX)+面接官(評価) |
| 目的 | 面接準備・時間節約 | 採用判断・体験改善 |
| 設問の主役 | 志望動機・希望条件・逆質問 | 評価カード・推奨度・満足度 |
| タイミング | 面接の数日前〜直前 | 面接直後・結果通知後 |
| 匿名性 | 記名(本人特定が前提) | 候補者向けは匿名可 |
面接「後」の評価カードや候補者体験(CX)アンケートを設計したい場合は、この記事ではなく 採用面接アンケートの設計 が対象です。役割をはっきり分けてください。
オンボーディング周辺の使い分け(Asana等のテンプレを探している人へ)
「面接前アンケート」を探す流れで、入社後のオンボーディング用テンプレート(Asanaの新入社員オンボーディングテンプレート等)を探している方もいます。ここは正直に住み分けを書きます。
| やりたいこと | 適したツール |
|---|---|
| 入社後のタスク管理(PC手配・研修日程・書類提出のチェックリスト) | Asana / Notion 等のタスク管理ツールが最適 |
| 候補者・新入社員から「声」を集める(事前ヒアリング・入社後の不安・配属希望) | アンケートツール(レポアン等) |
タスクの進行管理はアンケートツールの守備範囲ではありません。Asana等のプロジェクト管理を使ってください。一方で、入社前後の**ヒアリング(不安・期待・スキル自己申告・配属希望)**を集めるなら、アンケート側が適しています。両者は併用するものです。
なお、候補者の人物像を深く掘りたい場合のヒアリング設計は ペルソナヒアリングの質問設計 も応用できます。
よくある質問
Q1. 面接前アンケートのテンプレートはどんな設問を入れればいい?
志望動機・活かせる経験・転職活動の状況・入社可能時期・希望条件・逆質問の6項目が基本です。5〜8問・3分以内に収め、面接時間を「会って初めて分かること」に使えるよう、履歴書で分かる情報の重複は避けます。本記事のコピペ用基本セットをそのまま流用できます。
Q2. 会社説明会のアンケートテンプレートで何を聞くべき?
満足度に加えて「説明会の前後での志望度の変化」「印象に残った点/分かりにくかった点」「今後の選考希望」「連絡先・希望日程」を聞きます。満足度は終了直後に水増しされやすいため、主役は志望度の変化と次アクション意向に置くのが実務的です。
Q3. Asanaの新入社員オンボーディング用テンプレートの代わりになる?
目的次第です。入社後のタスク管理(PC手配・研修日程・書類提出のチェックリスト)はAsana等のタスク管理ツールが最適で、アンケートツールは不向きです。一方、新入社員から「声」(入社前の不安・配属希望・スキル自己申告)を集めるならアンケートツールが適しています。両者は併用するものと考えてください。
Q4. 面接前アンケートと面接後の評価アンケートは何が違う?
面接前は候補者本人から面接準備のために取り(志望動機・希望条件・逆質問が中心)、面接後は採用判断と候補者体験のために取ります(評価カード・推奨度・満足度が中心)。設問も相手も目的も別物なので、別フォームで運用します。面接後の設計は採用面接アンケートの設計を参照してください。
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レポアンなら、上記の設問をそのまま貼って数分でフォーム化できます。職種別のベース設問は 採用面接(エンジニア)・採用面接(営業) のテンプレートから流用可能で、ファイル添付(履歴書・ポートフォリオ)にも対応します。回答が集まれば、志望動機や逆質問といった自由記述を AI が要約し、面接官が事前に目を通せる形にまとめます。一方で、入社後のタスク進行管理(オンボーディングのチェックリスト等)はレポアンの守備範囲外なので、Asana等のタスク管理ツールと併用してください。