セミナー参加費、教室の月謝、勉強会やイベントのチケット代——「申込は Google フォーム、支払いは銀行振込のお願いメール」で回している主催者は少なくありません。この方式は、入金確認の突き合わせ・未入金者への催促・「振り込んだのに席がない」トラブルが主催者に集中します。
解決策が決済フォームです。申込フォームの送信と同じ画面で支払いまで完了させれば、「申込んだのに払っていない人」が構造的に発生しません。本記事では、決済フォームを無料で作る方法を比較したうえで、レポアンのフォーム決済の設定を実際の画面つきで解説します。
決済フォームを作る4つの方法
| 方法 | 初期費用 | 決済手数料の目安 | 運用の手間 |
|---|---|---|---|
| ① フォーム + 銀行振込(手動確認) | 無料 | 振込手数料のみ | 重い(入金確認・催促・突き合わせ) |
| ② フォーム + 決済リンクを別送 | 無料 | 3.6%前後 | 中(2システムの往復・照合は手動) |
| ③ チケット販売専用サービス | 無料〜 | 5%前後 + 固定額 | 軽い(ただし設問の自由度は低い) |
| ④ 決済内蔵のフォームツール | 無料 | 4.6〜5.6% + 固定額 | 軽い(1画面完結・照合不要) |
- ①銀行振込は手数料こそ最安ですが、20人を超えたあたりから入金確認が業務になります
- ②決済リンク別送(Stripe Payment Links など)は、申込データと決済データが別システムに分かれるため、「誰が払ったか」の照合が結局手作業です
- ③チケット販売サービス(Peatix など)は集客面が強い一方、アンケート的な設問(参加動機・食事制限・所属など)を細かく取りたい場合に窮屈です。大規模興行・座席指定・コンビニ決済が必要なら、むしろこのタイプが適しています
- ④決済内蔵フォームは、設問の自由度と決済を両立できます。レポアンのフォーム決済はこのタイプで、月額無料のまま使い始められます
レポアンのフォーム決済の仕組み
レポアンのフォーム決済は Stripe Connect(Direct charge) を採用しています。回答者がフォームで支払うと、資金は Stripe からあなたの Stripe アカウントに直接着金し、そこから自動であなたの銀行口座へ送金されます。
- レポアンは資金を預かりません。「事務局に集めてから後日送金」型ではないため、入金が速く資金繰りに影響しにくい設計です
- 決済画面は Stripe Checkout のため、カード情報はレポアンにも主催者にも一切渡りません
- 回答者は「質問に回答 → チケットを選択 → カード決済」を1分以内・1画面の流れで完了できます
設定手順(画面つき)
手順1: 決済を有効化する(初回のみ・5〜10分)
アカウント設定で「決済を有効化」を押すと、Stripe のオンボーディング(本人確認・口座登録)に進みます。無料で、デポジットもかかりません。

手順2: フォームに商品(チケット)を設定する
フォーム編集の「決済」タブで、販売するチケットや参加費を商品として追加します。複数商品(早割 ¥3,000 / 通常 ¥3,800 など)と**在庫数(残席)**も設定できます。

手順3: 特定商取引法に基づく表記を入力する
有料販売には特商法表記(販売者名・連絡先・返金規定)が必要です。同じ「決済」タブに入力欄があり、回答者にはフォーム上で開示されます。
手順4: 公開する — 回答者にはこう見える
公開フォームの最後に商品ピッカーが表示され、「決済へ進む」で Stripe の支払い画面に遷移します。決済が完了した回答だけが保存されるため、未払いの参加者データが混ざりません。
手順5: 売上を確認する
売上一覧ページで、フォーム別・期間別の売上を確認できます。Stripe 手数料・レポアン手数料・あなたの受取額が3列に分かれて明細表示され、CSV でダウンロードできるので会計処理にそのまま使えます。
手数料 — Stripe 原価込みの内訳
| プラン | 手数料(合計) | 内訳 |
|---|---|---|
| Free | 5.6% + ¥100/件 | Stripe 3.6% + レポアン 2.0% + ¥100 |
| Pro | 4.6%(固定額なし) | Stripe 3.6% + レポアン 1.0% |
手数料には決済代行 Stripe の原価 3.6% が含まれています。「決済代行の取り分」と「レポアンの取り分」を分けて表示しているのは、手数料の中身を不透明にしたくないためです。
¥10,000 のチケットを1枚売った場合の受取額は、Free で ¥9,340、Pro で ¥9,540。差額は1件 ¥200 なので、¥10,000 × 月9件を超えるなら Pro(月額 ¥1,880)の元が取れる計算です。
在庫管理とキャンセル対応
- 各商品の在庫数(残席)は決済完了ごとに自動で減り、売り切れると新規購入を受け付けません
- 返金は Stripe ダッシュボードから処理します(売上一覧からリンクあり)。返金するとレポアン側のステータスにも自動反映されます
- 領収書は Stripe が回答者へ自動でメール送付します
制限事項も正直に書いておきます
- 国内発行カードのみ対応(海外カードは未対応)
- インボイス(適格請求書)の自動発行は未対応
- 日程調整(カレンダー予約枠)ごとの価格設定は今後対応予定
海外参加者が多いイベントや適格請求書の発行が必須の取引では、現時点では他の手段を併用してください。
よくある質問
無料プランでも決済フォームを作れますか?
作れます。フォーム決済は Free / Pro 両プランで利用でき、月額費用なし・初期費用なし・デポジットなしです。費用は売れたときの手数料(Free 5.6% + ¥100/件)だけです。
入金はいつ・どこに届きますか?
Stripe からあなたの銀行口座へ直接入金されます。レポアンが資金を預かる工程はありません。入金サイクルは Stripe アカウントの設定に従います。
回答者側に手数料はかかりますか?
かかりません。回答者は表示価格をそのまま支払い、手数料は主催者の受取額から差し引かれます。
返金はどうやりますか?
Stripe ダッシュボードから返金処理します。売上一覧ページに Stripe への導線があり、返金はレポアン側の決済ステータスにも自動反映されます。
特定商取引法の表記は必須ですか?
有料でチケット・サービスを販売する場合は必要です。レポアンではフォームの決済設定内に入力欄があり、未入力のまま決済を有効化できない設計になっています。
まとめ
- 「申込フォーム + 振込メール」の運用は、入金確認と催促が主催者の業務になる
- 決済フォームなら回答と支払いが1画面で完結し、未払い問題が構造的に消える
- レポアンのフォーム決済は月額無料・Stripe 直接入金・手数料の内訳を全て開示
- 在庫管理・複数価格(早割)・特商法表記・返金反映まで揃っており、小規模イベントはこれ1つで回る
イベント用のフォームはセミナー・イベントアンケートのテンプレートから作ると早いです。レポアンの全機能は全機能ガイドにまとめています。