アンケートの回答率は、依頼文の一言で変わります。「ご協力をお願いします」だけの事務的な依頼と、目的・所要時間・お礼が整った依頼とでは、着手率が明確に違います。本記事では、アンケート依頼文の書き方を構成要素とシーン別の文例で解説します。そのまま使えるテンプレートとしてお使いください。
メールに特化した文面は アンケート依頼メールの文例と書き方 に、匿名調査の依頼は 匿名アンケート依頼メールの文例 にまとめています。本記事はシーン別の依頼文ハブとして、メール以外の場面も含めて扱います。
依頼文の構成要素
回答率が上がる依頼文は、次の要素で構成されています。
- 挨拶と自己紹介: 誰からの依頼かを明確にする
- 目的: 何のための調査で、回答がどう使われるか
- 所要時間: 「約3分」など具体的に
- 匿名性・プライバシー: 個人が特定されるか否かを明示する
- 締切: いつまでに回答してほしいか
- お礼(あれば特典): 協力への感謝、インセンティブがあれば明記
- 回答導線: URL・QRコード・ボタンなど
この順序で組み立てると、回答者の「答える理由」と「答えやすさ」が両立します。
シーン別の文例
顧客満足度アンケート(購入・利用後)
[お客様のお名前] 様 このたびは[サービス名]をご利用いただき、誠にありがとうございます。 よりよいサービスをお届けするため、ご利用の感想をお聞かせください。所要時間は約3分です。 いただいたご回答はサービス改善のみに利用し、個別のお問い合わせには使用いたしません。 ▼ご回答はこちら([締切: ◯月◯日]) [URL / ボタン]
社内アンケート(従業員向け)
お疲れさまです。[部署名]です。 よりよい職場づくりのため、[調査名]を実施します。所要時間は約5分です。 本アンケートは匿名で実施し、氏名・回答内容から個人が特定されることはありません。 業務時間内にご回答いただいて構いません。 前回の結果をもとに[改善した点]を実施しました。今回のご意見も改善に反映します。 ▼[◯月◯日]までにご回答ください [URL / QRコード]
取引先・BtoB
[会社名] [ご担当者名] 様 平素より大変お世話になっております。[自社名]の[氏名]です。 サービス品質向上のため、[調査名]へのご協力をお願い申し上げます。所要時間は約[X]分です。 ご多忙のところ恐縮ですが、[締切]までにご回答いただけますと幸いです。 ▼ご回答はこちら [URL]
イベント・セミナー後
本日は[イベント名]にご参加いただき、ありがとうございました。 今後の運営の参考に、簡単なアンケートにご協力ください(約2分)。 会場出口のQRコード、または以下のURLからご回答いただけます。 [URL / QRコード]
メール以外の依頼文
依頼はメールだけではありません。媒体に合わせて文面を調整します。
- チャット(Slack / Teams): 短く、1行目で目的と所要時間を伝える。「【3分】◯◯アンケートのお願いです」
- QR掲示(店頭・会場): QRの近くに「3分でできる満足度アンケート」と目的を明示(QRコード配布のコツ)
- Webサイト埋め込み: ページ内に自然に置き、ひとことで協力を促す(フォームの埋め込み方法)
回答率を上げる一文
依頼文に添えると効く「ひとこと」の例です。
- 「あなたのご意見で[具体的な変化]が実現します」——回答の意味を伝える
- 「約3分で終わります」——負担の軽さを示す
- 「前回いただいた声で、[改善点]を実施しました」——回答が無駄にならないと示す
回答率を上げる施策全般は アンケート回答率を上げる方法 にまとめています。
よくある質問
アンケート依頼文には何を書けばいいですか?
挨拶・目的・所要時間・匿名性の明示・締切・お礼・回答導線の7要素が基本です。特に「目的」「所要時間」「匿名かどうか」は回答率に直結するため必ず入れましょう。
回答率が上がる依頼文のコツは?
回答の意味(あなたの声で何が変わるか)と、負担の軽さ(約◯分)を具体的に伝えることです。社内アンケートでは、前回の結果をどう活かしたかを添えると効果的です。
匿名アンケートの依頼文はどう書きますか?
「氏名・回答内容から個人が特定されることはありません」と明示します。評価につながる不安を取り除くことで、正直な回答が集まりやすくなります。詳しい文例は匿名アンケート依頼メールの文例を参照してください。
依頼文の文例は無料で使えますか?
本記事の文例はそのまま無料でお使いいただけます。[サービス名]などの部分をご自身の情報に置き換えてご利用ください。
まとめ
- 依頼文は7要素(挨拶・目的・所要時間・匿名性・締切・お礼・導線)で組み立てる
- シーン別(顧客/社内/取引先/イベント)に文面を最適化する
- メール以外(チャット・QR・埋め込み)も媒体に合わせて調整する
- 「回答の意味」と「負担の軽さ」を伝える一文が回答率を押し上げる